萩 錦
萩錦(はぎにしき):静岡が誇る家族経営の銘醸が紡ぐ、優しい食中酒の世界
静岡県駿河区西脇に佇む、創業1876年の小規模家族経営酒蔵「萩錦酒造株式会社」。その代表銘柄「萩錦(はぎにしき)」は、安倍川の清らかな伏流水と静岡酵母が織りなす、柔らかな舌触りと優しい甘味が特徴の日本酒です。今回は、この地元に愛され続ける銘酒の魅力に迫ります。
萩錦の特徴:軟水が生む、優しい味わい
萩錦の最大の特徴は、その仕込み水にあります。安倍川の伏流水を自噴させた軟水は、国土交通省の水質ランキングで連続1位を獲得し、環境省の名水百選にも選ばれた、まさに「水の宝石」。この軟水が、米の旨味を優しく引き出し、雑味のないクリアな味わいを実現しています。
また、使用する米は山田錦、誉富士、美山錦、ひとごこちなど、厳選された酒造好適米。静岡酵母や協会9号酵母を用いて、小さなタンクで丁寧に仕込むことで、柔らかな口当たりと、ふくよかな甘味が調和した、食中酒として理想的なバランスを生み出しています。
家族が紡ぐ、伝統と革新
萩錦酒造を支えるのは、5代目蔵元・萩原知令氏と、杜氏を務める妻の綾乃氏、そして母娘世代の郁子氏という、家族ならではの温かなチームワーク。伝統の技を守りつつも、近年は生酛酒や荒走り入りの純米酒など、季節限定の新たな挑戦も積極的に行っています。
この「小さなタンクで丁寧に」という姿勢が、大量生産では決して出せない、手造りならではの繊細な味わいを生み出しているのです。
おすすめの楽しみ方:静岡の食文化と共に
萩錦は、その優しい味わいから、和食はもちろん、洋食や中華とも相性抜群。特に、静岡の新鮮な海の幸や、地元野菜を使った料理とのマリアージュは絶品です。
冷やしてすっきりと、またはぬる燗でふくよかな香りを楽しむのもおすすめ。食中酒として、日常の食卓をワンランクアップさせてくれること間違いなしです。
まとめ:静岡の風土が育んだ、珠玉の一杯
萩錦は、静岡の豊かな自然と、家族経営ならではの丁寧な手仕事が融合した、まさに「静岡型吟醸」の真髄。優しい甘味と柔らかな舌触りは、初めて日本酒を飲む方から、ベテランの愛好家まで、幅広く愛される味わいです。
ぜひ一度、その魅力を直接お確かめください。静岡の地酒「萩錦」が、あなたの食卓に新たな彩りを添えてくれることでしょう。